子どものゲーム、禁止じゃなくどう向き合う?親子で考える安心ルールの作り方

育児と家族の関係

夜、子どもが寝る前にぽつりと…
「ママ、このゲーム買ってもいい?」
突然の一言に、戸惑いとともに胸がざわついた夜。

「なんとなく不安…」「でも友だちもやってるし断る理由もないけど…」
そんなモヤモヤ、感じたことはありませんか?

ゲームに対する不安は、多くの親が一度は抱えるものです。
「依存したらどうしよう」「暴力的な表現があったら…」

でも、ゲーム=悪ではありません。
大切なのは、“禁止”することではなく、“納得して選ぶ”こと。
この記事では、親子でゲームに向き合うための考え方と関わり方をまとめました。


ゲーム=悪?親が感じやすい“3つの不安”

長時間プレイによる生活リズムの乱れ

夢中になって時間を忘れがち。オンラインゲームは特に区切りがつけづらく、食事や睡眠が後回しになることも。

過激な表現や年齢不適切な内容

かわいいキャラに見えても、銃撃戦やホラー要素が含まれる場合も。子どもの年齢に合っているかは要チェックです。

オンラインの相手とのトラブル

インターネットを通じて知らない人とつながれる機能も増え、トラブルや不適切なやりとりに巻き込まれるリスクも。


“納得して選ぶ”ための3つのチェックポイント

CEROレーティングで内容の安全性を確認

日本のゲームにはCEROという年齢区分のマークがあります。
A(全年齢)からZ(18歳以上対象)まであり、暴力や性的表現の度合いで区分されています。

これは“ただの目安”ではなく、子どもを不適切な表現から守るために設けられた正式な基準。
表示を確認することで、親も安心して判断ができます。

プレイスタイルで選ぶ:1人用か?みんなで遊べるか?

1人で黙々とプレイするタイプか、家族や友だちと一緒に楽しめるタイプかでも、印象や影響は大きく変わります。
一緒に盛り上がれるゲームなら、親子の会話も増えやすくなります。

時間・課金・管理機能の有無をチェック

オートセーブで中断しやすいか、課金要素は少ないか、親が進行状況を把握しやすいかなども重要。
“管理のしやすさ”は、トラブル予防にもつながります。


親子でできる!ゲームとの上手な付き合い方3選

まずは一緒にプレイして“体感”する

一緒に数分でもプレイしてみることで、内容や雰囲気が実感できます。
「意外と健全だった」「これは気をつけたい」など、実体験に基づく感覚が得られます。

ルールは一緒に決めて“自分ごと”にする

時間や課金のルール、守れなかったときの約束などを、親が一方的に決めるのではなく一緒に考えることで、子どもの納得感が生まれます。

注意したいのは、「○○したらゲームしていい」といった“ごほうび型”のルールです。
「ゲームができないなら言うことを聞かない」といった“駆け引きの材料”になってしまうと、関係がこじれる原因にもなります。

ゲームは、他の活動と同じように“生活の一部”と捉え、「夕方の1時間はゲーム」「ご飯の前は勉強」など、日々の時間配分の中に自然と組み込むことが大切です。

ゲームの話題を日常に取り入れる

「今日はどこまで進んだ?」「何が楽しかった?」など、ゲームの話を日常会話に取り入れることで、親子の信頼関係も深まります。


学びや対話のきっかけに!おすすめタイトル紹介

  • マインクラフト:創造力や論理的思考を育てる
  • スーパーマリオパーティ:家族で盛り上がれるパーティゲーム
  • ナビつき!つくってわかるゲームプログラミング:遊びながらプログラミング的思考が身につく

遊びの中に学びや対話のきっかけがあるゲームを選ぶことで、親子の時間がもっと豊かになります。


【チェックリスト】ゲーム購入・利用前に確認したいこと

  • CEROレーティングをチェックしたか
  • 最初の10分を親子で一緒にプレイしたか
  • ゲームのルールを一緒に決めたか
  • ゲームの話題を日常的に取り入れているか

まとめ:子どもとの信頼を育む“ゲームとの向き合い方”とは?

ゲームはただの娯楽ではなく、親子の関わり方次第で、学びや信頼関係のツールにもなります。

“禁止”ではなく“納得”をベースに、
選ぶ・遊ぶ・話す——そんな関係づくりを、今日から始めてみませんか?

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